・セクシー・ボイスで話そう
セクシー・ボイスって何だ!?と思うかもしれませんが、別に特殊な声を出そうというわけではありません。
このページの目標は、
「常に、やや低めの、落ち着いた声で話す」ことです。
会話において、声の印象は意外に重要です。
まったく同じことを話しても、
甲高い声は感情的に聞こえますし
大きすぎる声は無神経に、逆に小さすぎる声は消極的に聞こえます。
「何を話しているか」はもちろんですが、「どんな声で話しているか」も評価の対象なのです。
そう考えれば、オタクがゲームやアニメのヒロインの
声優が誰かでモメるのも、決して不思議なことではありません。
もちろん、声の音色は頭蓋骨の形状でほとんどが決まってしまいますし、
身長の低い人は高い人より低音が出しづらいのも事実です。
ただ、自分の声を低めの、落ち着いたものにするのは簡単なトレーニングで可能です。
- 鼻から音を出す
まず、はじめに鼻歌を歌ってみましょう。
ナンバーは何でもかまいませんが、しっかり音を響かせるためにスローなテンポのものにしてください。
有名どころだと、エヴァンゲリオンのED『FLY ME TO THE MOON』なんかどうでしょうか。
高い音を出すとき、人差し指を鼻の上に置くと、鼻が細かく振動していることがわかります。
- 喉から音を出す
やや低めの音を出すときは、鼻は振動しません。
そのかわり、首に手をあてると、喉が振動しているのがわかります。
- 胸から音を出す
さて、ここからが本番です。
胸に手をあててください。
今から、さらに低く、深みのある声を出します。この声を出すときは、胸が細かく振動します。
低い音を出すには、いくつかコツがあって、
- 肩の力を抜く
体に力が入っていると、体の中で音が綺麗に共鳴しないので、落ち着いた音が出ません。
首を上に引っ張り上げるようにして背筋を伸ばし、肩の力を抜きます。
- しっかり息を吸い込む
呼吸が浅いと低い音は出ません。吸った息は口に含むのではなく、臍(へそ)の裏側に溜めるようなイメージでしっかり吸い込みます。
- 声を出すときに腹筋を使う
息を吸うことによって膨らませたお腹を、臍の両サイドの筋肉を使って絞りながら声を出します。
膨らませた風船が、口を少し緩めることで少しずつ萎んでいくのをイメージすると良いかもしれません。
それから、高い音は口を閉じたまま「ンー」でも出せますが、低い音は口を開けながら「アー」の方が出しやすいと思います。
また声の方向は、放射状に飛ばして部屋いっぱいに響かせたり、壁の一点を狙ってぶつけたり、いろんなイメージを試してみてください。
- 腹から声を出す
さらに低い音を、腹筋を振動させながら出します。
これはすぐにはできないかもしれません。
なにしろ、今までほとんど使っていなかった筋肉を使いますので、
イメージに実際の筋肉の動きがついていかない場合もあります。
ただ、あせらずにトレーニングを続けていけば、1週間くらいで腹筋も響くようになると思います。
世の中には上には上がいて、オペラ歌手は太ももを振動させて声を出すこともできるそうです。
まさに日々の修練の賜物ですね。
実際に話をするときは、さらに2つの点に注意が必要です。
- 慌てて声を出さない
トレーニング中は自分のペースで声を出せるのでしっかり息を吸い込めますが、
実際の会話になると、相手の言葉に早く応えようとして、呼吸が浅くなることがあります。
落ち着いた声を出す前に、まず落ち着きましょう。
もともと、そんなに反射的に応える必要はないんです。あなたのペースでしっかり息を吸って、
ゆっくり話し出したほうが、堂々としていて、かえって好印象です。
- しっかり狙って声を出す。
例えば子供が駄々をこねるとき、子供は親に向かって言葉を投げかけてはいません。
単に自分の不快な感情を炸裂させているだけなので、まわりに誰がいるかは関係なし。
「話す」というよりも「叫ぶ」あるいは「吠える」といったほうが適切でしょう。
話をするときは、手に持ったボールを相手の顔にぶつけるつもりで、しっかり狙って声を出します。
そうすると、音量が自然に適切な量になって、相手に「私に言っている」という印象を持たせ、ずっと印象が強くなります。
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